seraphyの日記

日記というよりは過去を振り返るときのための単なる備忘録

オープンソースのHSQLDBを使う

年末にIBMオープンソース化した「Cloudscape」でアプリを作り始める。
この良いところはスタンドアロンモードではアプリケーションと同じJVM上で動作するため、サーバプロセスを分離する必要がないところ。そしてサーバモードとして使う場合には、わりとしっかりとしたデータベースとしても機能するところである。
インストーラは良く出来ているが自分のアプリに組み込む方法が、いまいちわからない。(ライセンス等)


そう思っていたら、HSQLDBというオープンソースのデータベースが他にもあることに気が付く。
こちらも同様にスタンドアロンモードではアプリケーションと一体化しファイルとして開く。
Cloudscapeではスタンドアロンモードとサーバモードでドライバクラスを変える必要があったが、HSQLDBではドライバは同じでコネクションURLを変えることで対応する。
少々クセのある感じのアーキテクチャだが、軽快である。jarファイル1個で動く。
jarファイルの中にはSQLPLusのようなコマンドラインから動作するSQLTOOLがあるが、こちらは設定ファイルにコネクションを予め定義しておき名前をつけて、起動時に、その名前を指定するタイプ。
データベースが暗号化されていないこと、暗号化されていないどころか標準ではscriptというファイルの中にDML文がズラズラと並ぶところなど、データファイルをテキストエディタで開くだけで中身が分かってしまうのはどうかと思うが、まあ取り扱いはラクである。