seraphyの日記

日記というよりは過去を振り返るときのための単なる備忘録

FedoraCore2でntfsをマウントする

KNOPPIXでは普通にNTFSボリュームを(リードオンリーで)マウントできたのに、FedoraCore2では、それができない。調べてみると、どうやらFedoraCoreカーネルをビルドするときにNTFSファイルシステムを外しているようだ。これを有効にするにはカーネルのリビルドが必要らしい。うまい具合にFeoraCoreのメーリングリストの記事がひっかかったので、簡単そうだと思って試してみる。
www.kernel.org から、2.6.8.1をダウンロードし、展開*1
READMEを読むと、makeにOオプションでビルド先のディレクトリを指定し、ターゲットにmenuconfigと指定すればカーネルビルドのオプションを画面で設定できる。はじめX上のターミナルのサイズが小さくて表示できないと怒られたが、画面を少し広くするだけで問題なし。
ファイルシステムからNTFSを選択し、ついでに書き込みもサポートするにしておく。
で、makeすれば、ちょいと時間がかかったが、まあ問題なくビルドでき、make modules-install installとターゲットを重ねて書くだけで、しかるべき場所にインストールされた。

で、起動時にカーネル2.6.8.1を選択してntfsをマウントしてみる。うまくマウントできるようになった。これでntfsボリュームも読み込みできるようだ。*2
vfatと違いiocharsetを指定する必要もなく正しく日本語ファイル名を表示してくれる。
次回の起動からは2.6.8.1で起動するように、/boot/grub/grub.confを編集し、デフォルトを2.6.8.1側に設定して終わり。

*1:tarコマンドに-jオプションをつけるとbz2に対応できるんだ、と今ごろ知った。もっぱらtar.gzばっかり使ってたが、bz2のほうが圧縮率がいいみたいだな。

*2:単に60GBの外付けハードディスクをNTFSでフォーマットしているからなのだが。