seraphyの日記

日記というよりは過去を振り返るときのための単なる備忘録

WindowsXP64 その2

WindowsXP64、2週間くらい使ってみたがドライバだけは64ビット版が必須であるため、ドライバまわりがさびしい状況であるぐらいで、ほとんどのソフトは問題なく動作している。
以下、一例。

  1. OpenOffice1.1
  2. Firefox
  3. Becky
  4. GIMP for Windows
  5. pLaTex2e(奥村様wikiページのインストール手順)
  6. JDK1.3/1.4/1.5
  7. Eclipse3.1M6
  8. Weblogic6/8
  9. VisualStudio6.1
  10. VisualStudio.NET2003
  11. Microsoft Office2000(sp2)

使ってみて、これは不味いな、と思った点がいくつかある。

VBScriptでdllをCreateObjectするのは32ビット版DLLは無理っぽい。
WSHが64ビット版になっているらしくインプロセスCOMを呼び出すには、同じ64ビット化されている必要があるらしい。
同様な問題は、InternetExplorer6(64ビット版)にもいえることで、ActiveXは、Flashをはじめとして、MSのWindowsUpdateサイトでさえ使えない(インストールできない?)状態。
(WindowsUpdateは最近対応したというウワサを聞くが、まだ試してない。行っても何もないし。)
64ビットで動作するEXEから、32ビットのActiveXが使えないというのは大きな制約かもしれない。まあ、IEは32ビット版がデフォルトで起動するようになっているのは、このあたりの対策なのか。WSHにも32ビット版があるのか探してみたが、どうやらなさそう。*1困ったナ。
なお、WSHからCreateObjectする件については、インプロセスではないCOM、たとえばEXE形式の場合は32ビットであっても問題ないことを確認。(MS-WORDで試してみた。)

あと、2002年2月版のPlatformSDKがCDインストールできず。
当時、64ビット版SDKは存在したが、それはx64ではなかった。このためか、セットアップを実行しようとすると、このマシンは64ビットですが対応できません、みたいなエラーメッセージが出てインストールを継続できない。中途半端に64ビット対応化している古いソフトは要注意かも。

VisualStudio6自身はサックリと入った感じだが、SP5をあてるときに、いくつかエラーが発生した。SP5でアップデートされているはずの、いくつかのファイルを確認すると、一応、アップデートされているようだが…。その後、SP6をあててみると、こちらはエラーもなく大丈夫そう。
はじめからSP6をあてとけばよかったな。
というか、WindowsXPにしてからVisualStudio6.0はインストールしてなかったので、実はXP32ビット版でも同様に起こる現象かもしれない。
とりあえず、かなり古い開発環境であるVS6.0でも、C++はきちんと32ビットEXE/DLLをビルドできることは確認。それほど問題はなさそうだが…。

しかし、Eclipseといい、VS.NET2003/VS6.0ともに、ソースコードを見るのにホイールを使ってると画面の遅さが体感できて、すごく懐かしい苛立ちを体験できます。アクセラレータのありがたみを感じます。

*1:後日談: その後、Win32のすべての32ビット版ツールは残されていることが判明。杞憂であった。