seraphyの日記

日記というよりは過去を振り返るときのための単なる備忘録

本日買ったばかりの「論理的に書くためのルールブック」を読み終えた。

論理的に書くためのルールブック
論理的に書くためのルールブック

帰り道で今日は疲れたし最近疲れ気味みたいだから、なにか気楽なマンガ本でもアオイ書店で2〓3刷かって帰ろうかな、と思いつつ、ふと、青山ブックセンターに入る。

マインドマップの本を探さなきゃだな、と漠然と思い出す。
そういえば昨日、「思考ツール」関連本を読んでいて、やはりマインドマップについて詳しく書かれた本がないか調べるべきだと思ったことを思い出す。
過去に立ち読みしたことがあるから、どの場所かは、だいたいアタリはつく。
そして手にとった1冊の本が「フィンランドメソッド入門」だった。マインドマップとは直接関係ないように思えたが、「発想力・論理力云々」と欠かれている薄い背表紙になぜか強く引かれるものがあって手にとると、その半分ぐらいの説明がマインドマップと関連しているらしいことがわかり、とりあえず購入確定。そして、もう一冊手に取ったのが「論理的に書くためのルールブック」である。
これはマインドマップとは何の関係もない、「論証」を自分の思考ツールにするためのガイドブックのようなもの。
過去に似たような本をいくつか買っているのは分かっているけれど、この本自身が非常に「論理的に書かれている」ことを感じ、その内容も本当に引き込ませられる作りになっていて、これはプラクティスとしてもっていて損はない、と思わされた。

そして、事実、読み終えて、なにか新しい発見があったか、といわれれば否といえるが、しかし面白いと感じさせる、本当に一気に最後まで読ませてくれる本だった。この手の本で、体系立てて説明しているガイドブックでありながら陳腐さや凡庸さのない、しかし読みやすい本というのは稀有だといえよう。
このような書き方が出来るように心がけるには、やはり準備とか思いつきのままつらづら書いていたのではダメだな、人に何かを訴えるならば、思いのたけを書きなぐるのではダメだとは分かっているが、やはり多少は形式ばらなくてはならないな、などと漠然と思う。(この文章自身が完全に非論理的で散文的だが。)