seraphyの日記

日記というよりは過去を振り返るときのための単なる備忘録

Sun Java System Application Server Platform Editionを自分のパソコンに入れる。

会社ではWeblogic8.1を使っているが、J2EEアプリのプラットフォーム非依存性の確認と、家でもちょっとした開発作業に使いたいと思って、ためしに「Sun Java System Application Server Platform Edition」を入れてみる。
どうやら、Sunは、この製品を開発・個人ユース・商用ユースともにロイヤリティフリーで使えるようにしていたらしい。まともに使えるフリーのJ2EEサーバはJBossぐらいかと思っていたが、こうゆう選択肢もあるのか。
簡単なWARモジュールであれば、Weblogic固有のAPIを使っていなければ配布記述子も変更することなく動くことは確認。残念ながら社用ライブラリはWeblogic固有のAPIを使っているので、そのまま動くわけでないが、アプリケーション層的には問題なさげ。ejbまわりはどうかは試していないが、リファレンス実装みたいなものらしいので設定ファイルぐらいの変更で動きそうな予感。というか、このサーバはJ2EEのリファレンス実装らしいので、こっちで動かなければ、動かないほうが悪いかな。
1つ困ったのは、サーバを立ち上げてから「管理コンソール」を使おうとすると、管理コンソールのログインのリダイレクトの先で画面上に「H」という文字しか出ない。サーバ自身にはアクセスできてトップ画面が出るのでサーバが死んでいるわけではない。ログを確認しても、管理コンソール画面で失敗している様子はない。
Javaアプリケーションとして書かれている「配備ツール」を立ち上げてみると、こちらでもサーバにはアクセスできるのでデプロイはできる模様。(ただし、管理サーバのポートとしてデフォルトの4848ではないポートを指定してインストールしたのに、4848を初期設定にしているのはヤメて欲しかったな…。)
ちょっと悩んで、ああ、と思い立ってZoneAlarmProをシャットダウンしてみる。
すると、すんなり管理コンソール画面が開く。
…うーん、ZoneAlarmProが管理コンソールをセキュリティ上問題ある画面だと見なしたということか。ZoneAlarmProに通信内容を見られないようにすれば大丈夫かな。

とりあえず、domain1/config/domain.xml を編集して、管理ポートをSSL対応に変更。
管理コンソールへのショートカットもhttpからhttpsに変更。
サーバを再起動してアクセスすると、ZoneAlarmProが動作していても表示できるようになった。

しかし、それでZoneAlarmProがセキュリティ上問題があると認識した理由がわかった。この管理コンソールは4つの子フレームをもつフレーム画面で、3つはローカルサーバへのリンクであるためSSL通信されているが、フッタにしているフレームが、どうやらwww.sun.comから取得しているコンテンツだったのだ。SSL通信にしても、今度はIEが「混在しているゾーン」と言って警告してくる。

…このフレーム消したいナァ。ただ製品登録へのジャンプとか、Sunのプロジェクトの宣伝しかしてないわけだし、いくら無料といってもセキュリティ上怪しいと認識されるようなフレームの作り方はしないで欲しいなァ。Sun自身を信頼していないわけではないが、子フレームを異なるドメインで利用する作りはどうかと思う。