Windows Vista Beta2を試す (#2)
確認状況
可否 | アプリケーション |
---|---|
○ | JDK1.5.2_06 |
○ | Eclipse3.2 |
△ | Nero6 |
○ | OpenOffice2.0 |
○ | FireFox1.5 |
○ | pLaTeX |
○ | WinShell3.2 |
○ | WinRAR |
○ | 7zip |
○ | WinMerge |
○ | PeggyPro/Pad |
○ | GnuPGP |
○ | TrueCrypt |
△ | Becky!2 |
× | DeamonTool |
※ 本当に入れて起動するか、ぐらいしか試してないケドね
※ Office2003は、いつ壊れるかわからないのにアクティベーションするのがバカらしいので、入れてない。動かないはずないと思うけど。
SFU → SUA
SFUを入れようとしたが、Windows2003以降はSFUはオプションではなくWindowsコンポーネントの一部としてインストールできるようになっていた。
また、名称もSFUからSUAに変更されていた。
一番の力の入れ所はNFSで、ActiveDirectoryやドメインコントローラとの連携でUnix/Windows間のパスワードを一元管理するところにあるらしいが、このマシンにはまったく関係ない。
Vista用のSUAは、結局、MSのサイトからSUA for Vistaのベータ版を落としてくることになるが、なぜか、SVR-5用のツールを選択してインストールすると旨く行かないので、それははずした。
SUAを入れなくても、なぜか、lsコマンドが使えた気がする。それ以外のpwdなどが使えないので、lsだけはWindows標準コマンドに昇格したのだろうか?
J2SE1.5
ついでにいえば、JAVAもそう。 *1
JDKを入れないのにJ2SE1.5.2_06のバージョンを表示する仮想マシンが、C:\Windows\System32\javaw.exe として格納されていたように思う。
Vistaでは、ついにSunのJDKをバンドルすることになったのか。
JDK1.5がバンドルされていることを期待してよいのならば、もしかすればJAVAで書かれたアプリが流通しやすくなるのかもしれないな。
そういえば標準でIE7+にAppletプラグインが入っていたかどうかはためしかめるのを忘れたな。
WinFXとPSDK
Vistaが装備する予定のWinFXとよばれる、4種類ぐらいの比較的大規模なフレームワーク(?)が、このBeta2に搭載されているのかいないのか、そのあたりがわからない。
Vista用のPlatform SDKがあるのか、と調べたら、たしかにあった。
だが、Platform SDKではなく、「Windows SDK」と名前が昇格している…。
最後のPlatform SDKは現行のWindows 2003 R2用らしいが、Vista用は「Windows SDK Beta2」と名称変更されている。
ここに、例のWinFX関連が入っているらしい。
同様に、Vista用のWinFXインストーラのベータ版もあったりして、もしかすると、今のVistaはWinFXが装備されてない、マジでWindows XP Second Edition状態のような気がしてきた。
Windows SDK Beta2は、まだ入れていない。
まだ、Visual Studio 2005(評価版)も入れてない。
ドライバまわり
ドライバまわりは一層厳しくなっているようで、アンチウィルス系はもとより、DeamonToolのようなデバイズを作成するツールも期待薄。
DeamonToolは公式ページにはVista対応とあるが、たぶん、ビルド番号が少し古いのか、もしくは逆にBeta2よりも新しいのかもしれない。(一説によれば、UACを無効にしないとダメらしい。)
Nero6がもっているイメージマウンタも動作しない。
Nero6の権限変更ツールも動作しない。これはドライバ云々よりも変更されたセキュリティまわりでVista側が互換性問題あり、としてワザと弾いているっぽい。
TrueCryptが何事もなくうまく動いたのは、ある意味、奇跡だったのかもしれない。
RAIDドライバは探し出せない。これは、あきらめ。
レガシーアプリでもダメなものもあるっぽい。
予想外だったのは、Becky!2が対応できていなかったこと。
こんなレガシーっぽい平凡なつくりのアプリケーションが、たかだかツリービューを表示することに不具合を発生させるとはね。おどろき。
Vistaの互換性モードでXPとか2000にして試してみても、外観がかわるだけで動きに変化はない。たしかにVista側の不具合の可能性が高いが、Becky!2以外のアプリケーションが問題ないのに、こいつだけ問題を起こしているところをみると、そうとうヘンチクリンな、メッセージのドキュメントに書かれていない微妙なタイミングを根拠なく楽観的に期待して作られた、ヤワヤワなアプリケーションなのではないか、という懸念を感じざるを得ない。
まあ、…Becky!2のバグフィックス履歴とかみると、かなりオンボロ煙突パターン化している予感はあったのだが、今後も使い続けてよいのか、すこし心配になる一件であった。
パフォーマンス
画面がもっさりしているのは、たぶん、Vista標準のドライバが低め安定を狙っているためかな、と思いつつ。
アニメーション効果なのか、本当に遅いのか、たぶん、両方なのだと思うが、XPと比較すると同じマシンなのにパフォーマンスは確実に低い。
しかし、これはテストだから、さしあたり視覚効果などを低めに設定するつもりはない。
ちなみに、Vistaにはメモリチェッカやパフォーマンス診断ツールが標準で入っているのだが、パフォーマンスの診断結果の成績は1(最弱)でした。
やはり、かなりハイスペックなマシンでないとVistaは厳しいのだということを実感。
ちなみに、うちはAthlon64 3000でRadeon7500。*2
確かに古いが、Windows XPで使っていて遅いという実感はなかったんだけどねー。
結局、正式版を入れたときには、Windows2000風の画面で使うのだろうな、と思いつつ。
でも、そんなに使い勝手が悪いというわけではなく、むしろ、たしかに便利かな、と思うのがたくさんある。
まだ調べなければならないことはたくさんあるな…。
Vistaは、本当に外観だけの変化じゃないようだから。